「西海岸的な感じで」とお客さんの要望。確かに、太陽が似合う明るい感じのおうちです。

お庭は、芝生と枕木で作られた階段を登った先に、どーんとあって、なかなかドラマチックです。

西海岸的なんは、ユッカやアガベなど、それだけでは似た様な感じになるので、作る側からすると、どこで個性を出すかが悩みどころです。

意識したのは、寒い奈良で生育できて、なんだかドライなムードの植物。

あとは、びっしり植えるのではなく、ちょっとした間の部分を作ること。

いい雰囲気を出している植物としては、グラスのパニカム ヘビーメタルやフェスツカ。

やはりお花や実もならないとつまらないお庭になるので、ビワやアメリカデイゴなどを植えました。ドライタッチな植物と相性が良く、エンターテイメント性もある木たちです。ツルが絡むのにぴったりのフェンスだったので、ハニーサックルを絡ませて、こちらも花が楽しめるように意識しました。

植物を植えない部分には、砂漠を思わせる細かい砂利を使いました。

植栽して２年。最初はかなり小さな植木ばかりでしたが、結構大きくなってきました。