日差しもきつく、頑固な草も生える。斜面の角度もきついので管理するのも一苦労。
いろんな問題がある中で、庭と楽しく付き合っていけるような植栽にしました。
斜面の中腹に簡易な小道を作り、人が通れるように。管理しやすいというのが、お庭を作る上ではとても重要です。
全体は日差しや乾燥に強いグラスでまとめました。たまに花も咲いて季節も感じてもらえたらと、宿根草も仕込んであります。
何より、土壌づくりがとても大変でした。全体に根を張り巡らせていたチガヤの根っこを取り除く。単純な作業ですが、気の遠くなるような作業。風にグラスがそよぐ風景を夢見ながら、一つ一つ抜いていきました。
植栽して半年。少し形になってきました。久々に訪問したら施主さん自作の土留めができていて、愛着を持ってもらえてるのかなぁと嬉しくなりました。
2018年春に奈良市にオープンされた、フレンチ・イタリアンのお店。店舗周りの植栽。
お店の前にはワインの空き箱を使ってハーブの寄せ植え。
ゆっくり時間をかけて店が緑豊かになるように、枕木の脇にもへデラの苗を植えました。へデラが登って壁面も緑が茂っていくのが楽しみです。
中庭に木が欲しい、里山のような森にしたいというオーナーさんのご希望を受け、
いろいろ考えた結果、コンクリートの地面の上に木材で植え枡を作る事にしました。
大きなお風呂みたいになりました
春に青々と茂った木をイメージしながら
途中経過。店内からの眺め
そして、植栽工事から約6ヶ月。季節も変わり、蒸し暑い季節になりました。
初めての夏。店内からの眺め
イメージ通り、元気に茂ってくれています。嬉しい!
フキ。良い木漏れ日ができました。
シャガ、ワイルドオーツ、奥にはグラスがいい感じに茂っています。